ffmpeg-pythonで大量の動画(tsファイル)を結合してmp4化する方法
Posted On 2019-09-29
ごにょごにょしてきた細切れのTSファイルを結合したいときに使えるテクニック。ffmpegの例はいくつか出てきましたが、Pythonラッパーのffmpegの例は全然なかったのでメモしていきます。
目次
必要ライブラリ
- ffmpeg-python
- ffmepgのバイナリ ffmpeg-pythonはあくまでラッパーなので、ffmpeg本体が必要です。実行ディレクトリに本体がない場合は「FileNotFound」と怒られます。変換元の動画や音声が存在しないのではなく、本体がないだけなのでご注意を。
ファイル数が少ない場合
ファイルが数個~数十個の場合はこの方法でOKです。
import ffmpeg
videos = ["ts/1.ts", "ts/2.ts", "ts/3.ts", "ts/4.ts", "ts/5.ts"] # 結合するファイルのパス
ffmpeg.input("concat:" + "|".join(videos)).output("out.mp4", c="copy").run()
tsフォルダ以下に結合したいtsファイルがあるとします。再エンコードは行わないので爆速で進みますし、画質の劣化がありません。
tsファイルのコーデックによりけりなのかもしれませんが、自分がやったケースではそのまま「.mp4」と保存しても特に問題なくいけました(メディアプレーヤーで再生できた)。
ファイル数が多い場合
上記の方法は、コマンドラインに変換して直書きして実行してるだけなので、ファイル数が何百個もある場合「コマンドが長すぎ」とシェル側で怒られてしまいます。その場合は、ファイル一覧をテキストファイルに保存します。
from tqdm import tqdm
import ffmpeg
videos = ["ts/1.ts", "ts/2.ts", "ts/3.ts", "ts/4.ts", "ts/5.ts"] # 結合するファイルのパス
# 一旦テキストファイルに書き出す
# 書き出さない方法は、あまりにファイル数が多い場合に「コマンド長すぎ」と怒られる
with open("tmp.txt", "w") as fp:
lines = [f"file '{line}'" for line in videos] # file 'パス' という形式にする
fp.write("\n".join(lines))
# ffmpegで結合(再エンコードなし)
ffmpeg.input("tmp.txt", f="concat", safe=0).output("out.mp4", c="copy").run()
これでOK
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